お賽銭の小銭
先日、大雄山最乗寺に行ってきた時の事です。
境内をぶらぶらしていると、嫁がお婆さんに呼び止められ、お参りをするのにちょっとした段差があったので、肩を貸してほしいとお願いされました。
なんでもお歳は80過ぎだそうで、毎年親戚縁者と一緒に来るのだけど、今年はたまたま皆来れなかったので、一人で来たという事でした。住まいは横浜と言っていましたので、随分遠路はるばる来られたなぁと思いました。毎年の習慣なんでしょうね。
嫁が寄り添って賽銭箱の前まできたところ、カバンの中から小銭(1円や5円、10円等)が一杯入った袋を取り出して、まるで豆でも撒くかの様に賽銭箱の中に入れていたのだそうです。
大雄山最乗寺は大小様々なお堂がありますので、きっと全部のお賽銭箱で同様に小銭を入れているのでしょう。これを見て嫁の頭の上で電球がぺかーと光ったようでした。
実はうちでは、いざ賽銭箱に入れようとするタイミングで、小銭を切らしているという事がよくあるので、神社仏閣に行く前には、お茶や等を買ってわざと小銭を作る様にしていたのです。
しかし家には50円以下の小銭ばかり入れている貯金箱があるので、最初から賽銭用にそれを用意していけばよかった、とお婆さんを見ていて思いあたったのでした。
「昔、小銭集めた貯金箱もって銀行に行ったことあるんだけど、ほんのちょっとにしかならなくて、なんか悲しいんだよね。(嫁)」
せっかく長い年月貯めた重い硬貨の塊を持って行っても、数千円にしかならなくて、しかもちょっと外食しただけで全部使っちゃって、なんだか空しくなるよりは、5円でも10円でも100円でもお賽銭として使った方が有意義かもしれないなぁと思いました。
しかもうちは、貯金箱に貯めてもいつまでも寝かしっぱなしなので、今後はお賽銭は小銭貯金箱から使う事にしようと思います。
時代劇セレクション第二弾!
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