恩賜箱根公園に訪れる
建国記念日は箱根芦ノ湖畔にある、神奈川県立恩賜箱根公園へやってきました。いつも芦ノ湖にきても箱根神社へ行って帰ってしまうのですが、この日は逆方面へ向かい、普段訪れない方面へ足を運びました。
この日は晴天だったので、暖かいのかと思いきや、さすがに箱根の頂上付近は寒いですね。いたる所に雪が残っていました。下の写真は芦ノ湖を挟んで、富士山を写しています。箱根神社の鳥居が小さく見えますね。
下の写真は芦ノ湖畔から見える駒ヶ岳。実は行ったことがないので、今年は行きたいんですが、ロープウェーは稼働しているのでしょうか。
旧街道「箱根杉並木」。江戸時代に作られた並木道なのだそうです。この道を通って行きました。
当時の旅人と同じ道を歩いているかと思うと感慨深いです。
それにしても僕がよく訪れる場所にはやたらと杉がよく生えているのですが、花粉症なので時期によっては地獄です。今年は暖冬だったので、舞うのが早そうですね。
杉並木を抜けて到着したのが「恩賜箱根公園」。ここは旧函根離宮の跡地なのだそうで、芦ノ湖に凸型にせり出した形をしているので、四方の眺めがとても良いのです。かながわの景勝50選に選ばれているんですね。
園内には「湖畔展望館」という2階建ての洋館もあり、中には資料室や休憩室があります。
下の写真は館内。2階のバルコニーから見える風景がまたいいのです。
確かに景色最高。ちなみに公園は無料なのでぜひオススメしたいです。広角のレンズが欲しいなぁ。。
その後はもう少し足をのばして、箱根関所資料館へ行きました。
入口で佇む役人。なかなかよくできてますね。ちなみに資料館内は撮影禁止でした。
資料館を抜けると当時の関所を模した施設へ入る事ができます。(有料)
中では、当時の関所での役人の務めや、生活の様子が展示されています。基本的に小田原藩の役人が数か月交代で出勤していたそうで、一度こちらに来たら、しばらくここで寝泊まりしていたのかもしれませんね。
こちらでのんびりとお茶を飲んでいるのが番士。実際の実務を担当していたそうです。
下の写真は女性の役人が女性の取り調べを行っている様子なのですが、正直怖いです。これ作った人随分と感情込めて作りましたねぇ。右の人涙目。
下の写真は、どの角度にしてもロウソクが垂直を保つという灯り。こんなのが江戸時代からあるんですね。地球ゴマみたいで素晴らしい構造をしてました。
こちらは行番人。関所の細かい業務に携わっている役人らしく、関所の近所に代々住んで、業務を担当していたそうです。そういえば江戸時代の役職っていうのは、だいたいが世襲制だったそうですね。
こちらが伴頭。関所で一番偉い人ですね。月に2回、小田原城下から出張ってきたのだそうです。
昔は現在ほど人の往来もなかったと思うので、のんびりとしていたんじゃないかなぁと思いますが、参勤交代の際等は、結構大仕事だったのかもしれませんね。
やはり江戸時代好きとしては、こういった風情の場所は来るだけで落ち着きますね。芦ノ湖は周囲が結構広いので、とても一日で歩き回れる距離ではない事がよく分かりましたので、今年は今まで行ったことのない場所へも足を運ぼうと思います。
時代劇セレクション第二弾!
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