斎藤お元気で。
先月うちの網戸に斎藤が飛んできてから、約1ヶ月が経ちました。最初のうちはまだ梅雨に入り始めで涼しかったせいもあったのか、動きもにぶく弱々しい様子でした。
まれに入れたエサが減っていないばかりか、2日ほど外に出ない事もあり、「死んじゃったのでは。。。」等と無理して飼育した事を後悔した事もありました。
しかし7月に入ってからは次第に元気になり、部屋に置いた丸太や、餌を置くための切株をなぎ倒す等、メスとはいえ凄い暴れっぷりを披露するように。
カブトムシは6月頃から成虫となり地上へ出て、9月頃には寿命を迎えるそうです。斎藤にとってこの1ヶ月は、一生の中でとても貴重な時間だったはずですが、少なくとも外敵と食事の心配のない安全な生活を送れたのでは、と思います。
当然斎藤にとっては、とても窮屈で不自由な生活だったかと思うのですが、ようやくそれも終わり、はれて自由な環境へと放す日がきました。
ちなみに「斎藤」というのは、かの吉田戦車の名著「伝染るんです。」に登場するキャラクターから拝借しているのですが、原作では下の写真の様な木のくぼみに住んでいます。
嫁が「原作通りこのくぼみの中に入れてやろう」と言いだし、それは名案という事で木につかまらせた所・・・
全く意に介せずズンズンと上に登っていく斎藤。そりゃそうだ。虫かごに入れていた土がやや乾燥していたせいか、体がちょっとほこりっぽい。
久しぶりの開けた世界に興奮気味なのか、ひたすら上に登っていく斎藤。やっほー!自由だー!行く手を阻む壁は無い。
道が続いている限りどんどん進んでいくのは、虫の哀しき習性なのか。
ようやく我に返ったのか、途中で引き返す斎藤。とりあえず元気に動き回っているので安心しました。これから毎日自分で餌場を見つける事ができるのか、ちょっと心配ではありますが、斎藤としてはこれで満足だと思います。
斎藤の話はこれでおしまいとなりました。ヨトウガのモンジロウに続き、斎藤も去っていきましたが、いいオスを見つけてカブトムシらしい一生を送ってくれればと思います。
こちらは斎藤がうちに来てから、今までの記事です。よかったらご覧ください。
時代劇セレクション第二弾!
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