燻製酒を作る
こちら以前に燻製を行った記事です。燻製醤油というものが巷で話題になり、興味がわいたので作ってみたという顛末です。
薫製って基本的に乾燥させたものを使うと思っていたので、液体を燻製するというのは非常に衝撃的だったのですが、やってみるとちゃんと燻製の風味を定着させることができるのです。
薫製風味の氷を使ったウィスキーのロックが、ほんのりした甘味が加わり、意外にもおいしかったので、いっそ日本酒自体を燻製したらどんな味になるのか、と思って実験してみました。
何時間も燻製するわけでもないので、手っ取り早くカセットコンロと土鍋を使いました。
よく売っている燻製用のチップ(右)と、ピートスモークパウダー(左)。ピートスモークパウダーは少量使うと風味がよくなりますが、無いなら無いで問題ありません。
日本酒はこちら。秋田で買ってきた五番という純米酒。このお酒自体はとても美味です。今思えば料理酒にすればよかった。後悔先に立たず。
こんな感じで仕掛けてみました。
この位の温度になると、少しずつ煙が出始めます。中は結構な高温ですね。20分ほど燻製しました。
結果については前述の通りなのですが、とにかく「苦い」。嫁が燻製を「煙の味がする」と評するのですが、まさしくそういう感じでした。あんなに美味しい日本酒が、なぜこれほど不愉快な味になってしまったのか。
ちなみに実験に失敗した時の為に、おまけで燻製玉子も作りました。
こちらは沸騰したお湯で卵を6分茹でた後に殻を剥き、ジップロックの中に大さじ2杯の醤油と一緒に入れて3時間程冷蔵庫の中で寝かせてあります。(ぴちっと閉めると少しの醤油でもちゃんと味がつきます)
6分の茹で時間だと結構半熟なのですが、温薫(50度~80度)で20分程度土鍋の中に入れるので、丁度良い半熟具合になってくれます。こちらはとても美味しく、嫁にも好評だったのでよかったです。
結論として、日本酒を燻製すると非常に不味い、という事が分かったわけですが、ほんの少し味見をしただけなのに、あれほどお腹の調子がおかしくなるというのは、ひょっとすると、僕は未知の毒水を作ってしまったのかもしれません。薫製酒は生涯封印しようと思います。
時代劇セレクション第二弾!
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