ゴジラが飛んだ!
今年の夏はシン・ゴジラがとても話題になっていましたが、うちは二人ともゴジラを見たことが無く、話題作とはいえ実際に見に行くには今一歩及ばず、という所でした。
しかし、たまたまテレビで見た【空を飛ぶゴジラ】の姿はかなり衝撃的で「ガメラはねずみ花火みたいに回転しながら空飛んでたけど、ゴジラも飛ぶんだ・・・」と、俄然ゴジラに興味が湧いてきました。
後から知ったんですが、「ゴジラvsヘドラ」は唯一ガメラが空を飛ぶ作品なのだそうです。以降は飛ばないんですね。嫁は「タツノオトシゴみたい」と爆笑していたので、あまり飛ばさない方がいいかもしれません。
(ちなみに嫁はなぜか公害怪獣ヘドラが大好きでフィギュアを持っています。)
実はそれからほどなくして「三大怪獣 地球最大の決戦(1964年)」を、やはり某映像配信サービスでたまたま見るんですが、これも凄かった。
ゴジラとモスラが共闘してキングギドラと戦うんですが、昔の怪獣映画っていうのはウルトラマンと同じでほとんどプロレスなんですね。キングギドラの熱線がゴジラに当たるたびに「アチチッ」って言ってるみたいに、ピョンピョン飛び跳ねたりして、えらいコミカルかつアクティブ。これはこれで見てて楽しいんですけど。
でも、そんな着ぐるみ特撮映画をどうやったら話題作にできるのか、っていう興味がとてもわいてきて、どうしてもシン・ゴジラが見たくなりました。世論はさておき、自分が見て本当に面白いのだろうか?
結論から言うと、想像していたより面白かったです。
シン・ゴジラに関する評論・感想はいたる所で出ているので、長々と書くつもりはないんですが、色々と災害の多い昨今、現実とオーバーラップする所もあったりして、途中何度か目がしらが熱くなりました。
取ってつけた様なラブロマンスや、自己犠牲といった安っぽい演出は一切無く、ゴジラという強大な災害に突如見舞われて、その対処に終始する。細部は非常に難解に作りこんであるものの、大筋はいたってシンプル。
個々の人間模様や感情の機微等は小説等で補完してもらうとして、中途半端な演出を一切そぎ落とした容赦ないストレートさがよかった。
様々な論評飛び交うシン・ゴジラですが、絶賛にせよ酷評にせよ、こういった意見が多く飛び交う邦画って本当に久しぶりで、その点だけでも世にでた意義はとても大きいと思っています。
ちなみに嫁に感想を聞いたところ「よく分からなかった。ジャングルブック見たい。」と言われました。
いつもブログランキングへのクリックありがとうございます!
とても励みになっておりますので、よろしかったらポチっとお願いします!